4月は新しい出会いの季節ですね。
新社会人として社会で輝き始めた方々おめでとうございます。
ともに社会を盛り上げていきましょう!
さて、唐突ではありますが・・・
あなたは社会人になってから勉強してますか?
おそらく大抵の方はこう答えると思います。
お気持ちは痛いほど分かります。笑
おそらく勉強しない、する時間がないという人も多いでしょう。
実際、社会人が勉強しない割合はどれくらいなのでしょうか?
そして、社会人が勉強しないことでどんな影響があるのか?
調べてみるとかなり残酷な事実がありました。
データも含めて解説していきましょう。
最後には自分を変えたくて勉強したいという人へのアドバイスも書いておきます。
簡単な自己紹介(読み飛ばしてもOK!)
- Dr.シュンと言います(勤務医です)
- 妻とまだ小さい子供2人の育児に奮闘中です
- 2018年にほぼ0から資産形成開始して資産6000万円を達成
- 忙しい人や「資産形成って難しいな」と思っている人に向けてブログ書いてます
- 「凡人による凡人のための資産形成術」がコンセプト
- 「育児や仕事で資産形成の時間がなかなか取れないよ」
- 「株の投資って言っても銘柄選定とか難しい」
- 「なるべく資産形成以外に時間を使いたいな」
こんな悩みを持つ人の資産形成のお手伝いが出来たらいいなって思っています!
社会人が勉強しない割合はどれくらい?
少し古いデータですが「平成28年社会生活基本調査」を参考にします。
総務省がまとめた膨大なデータですね。
結果から申し上げます。
これによると、社会人が勉強しない割合は
なんと!
95%!!
その他にも「勉強時間の平均値」は6分という結果でした。
ほんとに社会人は勉強しない?
社会人の勉強しない割合が95%
ということは残りの5%の勉強している人たちは
どれくらいの時間勉強してるのでしょうか?
この実際に行動している人たちの平均を「行動者平均」と言います。
行動者平均の結果は約160分となりました。
95%の人たちが勉強時間は0分と回答しているため
全体の平均値は6分となってしまっていたのですが、
実際勉強している人は3時間弱の時間勉強してるんですね。
勉強の時間に男女差はあるのか?
勉強している人たちの男女の差を比較してみると、
女性の方がやや勉強時間が長いという結果に。
- 男性164分
- 女性168分
となりました。
なぜ自己学習を行わないのか?
「全国就業実態パネル調査2018」というデータを参考にします。
そのデータでは自己学習を行なった人の割合は33.1%となっています。
自己学習を行わない約67%の人たちに
「なぜ自己学習を行わないのか?」という質問をしたところ
- あてはまるものがない 51.2%
- 今後、転職や独立を予定していないから 17.2%
- 仕事や家事・育児などで忙しいから 15.0%
という回答が得られました。
参考:「全国就業実態パネル調査2018」
この「あてはまるものはない」という回答が一番多いのですが・・・。
世界と比較して日本の社会人が勉強しない割合は?
では世界の人々と比較したら日本はどうでしょう。
ここではOECD(経済協力開発機構)のデータを参照します。
データは「25歳以上の社会人が短期高等教育機関に入学する割合」についてです。
いわゆる「学び直し」というものですね。
社会人になっても教育機関で学ぶ姿勢を持っている人の割合です。
ここでも驚きの結果となっているのです。
参考:https://newspicks.com/news/2647674/body/
「日本人は勤勉」というイメージを覆す結果です。
何とOECD諸国で日本の社会人は最下位。
平均を大きく下回ってしまいました。
(※学力を反映しているものではありません)
海外では社会人が学び直しをするのはメジャーなようです。
確かに日本では周囲の人でも再度教育機関へ入学したなんて話はまず聞かないですよね。
社会人が勉強しないことで見えた悲しい現実とは?
これまでのデータで日本の社会人はいかに勉強してない割合が多いかお分かり頂けたかと思います。
「なんだみんな勉強してないんじゃないか」
「ならあまり深く考えなくても大丈夫」
「現状維持でいいじゃん」
と考えるのはちょっと危険です。
社会人になって勉強しないことでどのような影響があるのか?
ここでもデータを元に解説していきましょう。
収入格差が生まれている現実
勉強する人と勉強しない人では収入にも差があるようです。
「プレジデント誌」では以下のような調査結果を報告しています。
仕事以外に勉強時間を確保している社会人の割合
- 年収2000万円以上 69.2%
- 年収500万円台 41.2%
平日に1時間以上勉強している人の割合
- 年収2000万円以上48%
- 年収500万円台30%
これを見てもわかるように高収入の人ほど勉強に対して意欲的であることが分かります。
また、
- 年収1000万円以上の人の92%は新聞を読んでいる
- 年収300万円未満では55%
とも言われており、年収が高い人ほど経済動向と情報に敏感です。
資格の取得などのための勉強も収入に影響があるでしょう。
単純に資格やスキルがある人は評価の対象となり、収入に直結しやすいのは想像が容易だと思います。
その他にも、高収入の人は税金やお金の勉強に対しても意欲的です。
税金を(もちろん合法的に)抑える勉強をして更に資産を大きくして行く。
こうして資産や収入の格差は広がっているものと思われます。
不労所得ではなく労働所得に頼りがちになる
不労所得という言葉はあまり好きではありませんが、労働所得という言葉の対比のために使用させてください。
(不労所得と言うより資産所得の方がしっくりきますね)
自分の体一つで労働所得を得るには限界がありますよね。
しかも年齢を重ねるごとにそれは厳しくなります。
資産形成の加速のためには不労所得は必須と考えます。
不労所得の代表格といえば株式投資や不動産投資ですね。
不労所得を得るためにはそれ相応の勉強が必要で、
私も資産形成のために初期の段階だけでも数十冊の本を読みました。
そもそも勉強しないで投資するって怖くないですか?
私は怖いです。
※株式投資は少額から投資しながらの勉強をオススメしますが。
結局のところ勉強しないと情報が入らないため
どうやって資産形成すれば良いかが分かりません。
つまり労働所得に頼らざるを得なくなります。
先ほども言った通り労働所得には限界があるため
(事業を立ち上げて成功しているなら話は別ですが)
勉強して不労所得を得ている人との差は開くばかりです。
ちなみに労働所得が悪いとは言っていませんよ。
資産形成には労働所得×不労所得の加速が必要ということです。
資産形成加速のためにしっかりと勉強したいところです。
【終身雇用の崩壊】仕事を続けてれば安泰という概念がなくなる
今までの概念というと
- 自分が勤めている会社で仕事を続け
- 就労年数に応じて昇給を得て
- 定年になったら退職金をもらう
こういうことが当たり前と考えられてきました。
しかし、
終身雇用の概念が崩壊しつつあるということをご存知でしょうか?
先日の自動車メーカーTOYOTAの豊田社長の言葉も記憶に新しいです。
「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」(豊田社長)
背景にあるのは日本企業のグローバル化です。
世界と渡り歩く企業が増える中、雇用形態も変わりつつあるということです。
世界企業との競争で打ち勝つためには、
スキルがあり、会社に利益をもたらしてくれる人材が必要です。
- 企業に長く在籍しているだけ
- 企業にあまり利益をもたらさない
- 年功序列制で高い給料をもらっている
こういう社員をいつまでも雇っている余裕はない。
豊田社長の言葉にはこういった意味が含まれているといいます。
厳しいこの社会を生き抜くためにはどうすれば良いのでしょう?
やはり勉強を続け、スキルを磨き、利益をもたらす人材になる努力が必要なのではないでしょうか。
一部の業種がAIに置き換わる時代がもう来ている
近年のAI技術の発展を受けてAIが主導となる職種も増えてきています。
例えば、
- 事務処理関係
- 警備
- 機械操作
- 文字入力
- 出荷・配送
などなど、すでに始まっているものがあります。
このようにAIができるような単純作業はすぐに奪われるようになるでしょう。
日本の労働人口の49%は技術的にはAIによる大体が可能とまで言われています。
参考:https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf
この流れは加速してくことは明白です。
企業としても人件費は最大のコストですから、
AIに出来ることはAIに任せた方が利益につながるわけです。
しかし、
逆にいえばまだまだAIには無理な仕事もあります。
高度なスキルが必要な専門職はその典型ですね。
自分の仕事をAIに奪われないようにするには自己研鑽のため勉強を続けていく必要があるということです。
また、万が一AIに仕事を奪われてしまったとしても
- 転職出来るようなスキルや資格を持っている
- 資産所得(不労所得)を持っている
こういった収入の柱になりえるものを持っているだけでも
相当な安心材料になることは間違いないです。
勉強しない社会人はどうすれば良いか?
以上、社会人が勉強しない割合と勉強しないことによる影響をお伝えしてきました。
では、勉強しない社会人はこれからどうすれば良いのか?
簡単です。
勉強しましょう!
という声も聞こえてきそうです。
しかしながら、先ほども言った通り解決策はシンプルです。
勉強するしかないことはお分かり頂けると思います。
これからの時代、勉強もせず会社に居続けるだけの状態は
他人に生殺与奪を握られているようなものです。
いつクビになるかを待つような状態です。
ただそれだけ伝えるのはちょっと残酷なので
最後に少しだけアドバイスを。
勉強するための時間を作るには?
以上のことを危機感持って読んで頂けていたなら
「少しは勉強してみようかな」と思っているでしょう。
あと問題点としてあるとしたら・・
ほとんどの方は「勉強する時間がない」と考えるのではないでしょうか。
- 朝は仕事に行って(家事をして)
- 帰ってきたら子供の面倒をみて
- 子供が寝たら横になって休み
- お風呂に入って
- テレビやゲームをして時間を過ごし
- 寝る
こういったサイクルで過ごしていませんか?
人に与えられた1日の時間は24時間。
これは誰しも平等です。
ここから勉強する時間を捻出するしかありません。
オススメは通勤時間と余暇の時間ですね。
通勤時間は音声で勉強するのがオススメです。
それならば車通勤でも電車通勤でも可能ですから。
例えばYoutubeや書籍読み上げソフトなどですね。
私は車内で聞いて毎日通勤しています。
あとはテレビやゲームをしている余暇の時間です。
気持ちは分かります(笑)
ですが、何かを得るには何かを捨てる覚悟が必要です。
全ての余暇を捨てろと言っているのではありません。
例えば、毎日そういった余暇の時間があるのなら
- 隔日で勉強日を作ってみる
- 平日夜は勉強して休日は思い切り遊ぶ
など工夫してみるのはいかがでしょうか?
私は後者の方法をとっています。
このブログでは資産形成のことをお伝えしております。
資産形成の中でも株式投資はオススメですね。
不動産投資と違ってやり方によっては手間がかかりません。
株式投資は少額から投資しながら勉強する方法が良いです(2回目)
なぜなら、株式投資は実際に経験しながら身につけていく部分が多いためです。
投資をしていると様々な疑問点が浮かんできます。
投資と並行しながらそれらを学んでいくことで実力が磨かれると多くの投資家たちは言います。
これはホントやってみるとそうだなと私も思います。
しかし、学びながら多額の投資をするのはちょっと怖いですよね?
そのため少額からの投資をオススメしているわけです。
ただし、
超大手の証券会社は少額投資に対応していない場合が多いです。
日本は100株単位での購入が基本です。
例えば1,000円の株価の株なら1,000×100=100,000円
この金額が1度の購入で必要となります。
(手数料等はここでは割愛)
そこで、少額投資に対応したサービスが必要になってきます。
私のオススメはSBIネオモバイル証券ですね。
SBIネオモバイル証券は
- Tポイントを使って株が買える
- 1株単位(S株(単元未満株))で株が購入できる
- 普段のお買い物で貯めたTポイントで株が買える
- Tポイントが毎月200ptもらえる
など、少額から始めるにはやりやすい条件です。
投資に慣れるまではこういったサービスの使用も検討してみても良いでしょう。
まとめ
- 社会人の勉強しない割合は95%
- 平均の勉強時間は6分
- しかし勉強している人の平均は160分
- 世界でも日本は勉強していない(OECD最下位)
- 勉強していない社会人としている社会人の間には経済格差が生まれやすい
- 終身雇用の崩壊、AI代替技術に備えて自己研鑽せよ!
- 勉強は余暇時間と通勤時間がオススメ
- 特に最初は手間がかかりにくい株式投資がオススメ
- 投資は勉強しながら少額から始める
いかがだったでしょうか?
意外と社会人が勉強しない割合が多いことに驚きですが、それ以上に勉強しないことによる影響の大きさも無視できないレベルでしたね。
「大多数が勉強していないなら自分もいいや」
「現状で特に困ってないから大丈夫でしょ」
そんな気持ちにもなります。
自分の人生なので選択は自由ですが、
これは逆にチャンスでもあるわけです。
大多数がやってないなら自分がやれば差をつけられるわけですから。
自分の将来のために早めに行動していきましょう。