長期投資に最適|米国ETFへの投資で手数料負けしない5つの方法まとめ

資産形成をしていく上で投資は切っても切れないものです。

このブログを見てくれたあなたも投資はしている

または興味があるのではないでしょうか?

 

私は株式投資をメインに資産形成をしていますが、

その中でも米国ETFは特に力を入れています。

 

米国ETFは長期投資の目線で投資していますので、

現在の資産を築いたメインではありませんが、

将来的な資産の大部分はETFの積立による資産となることを確信しています。

 

低コストで運営できて良質な商品が多い米国ETF。

しかしながら、購入の仕方によっては「手数料負け」という事態に直面します。

手数料負けとは

ETFなどの商品を購入する際にかかる売買手数料などがかさみ

資産形成のスピードが落ちるなど悪影響を及ぼしている状態

 

手数料負けを防ぐためにはどんな方法を取る必要があるのか?

まずは結論から言うとこうなります。

  1. 手数料無料の商品を購入する
  2. 1回あたりの購入額を大きくする
  3. 購入回数を少なくする
  4. 他の証券口座からの特定口座移管を使う
  5. 一般NISAでの購入で手数料を無料にする(もしくはキャッシュバック)

【番外編】為替手数料を安くする

いくつかは知っているものはあると思います。

しかし、1つでも知らないものがあれば記事を読む価値はあります。

では、解説していきましょう。

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購入手数料が無料のETFを購入する

そもそも購入手数料が無料という米国ETFが存在します。

2020年5月頃から増えてきました。

しかもこららのETFは界隈では超有名な商品が勢揃いしています。

資産形成の核となりうる商品ですので、

早い話、これだけ積み立ててればOKと言っても良い商品が多いです。

SBI証券 楽天証券 マネックス証券
買付手数料が無料の商品
  • バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
  • バンガード S&P 500 ETF(VOO)
  • バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
  • iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)
  • SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
  • ウィズダムツリー米国株高配当ファンド(DHS)
  • ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド(DLN)
  • ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長(DGRW)
  • バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
  • バンガード S&P 500 ETF(VOO)
  • バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
  • SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
  • SPDR ダウ・ジョーンズREIT ETF(RWR)
  • SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)
  • グローバルX AIビッグデータETF(AIQ)
  • グローバルX フィンテックETF(FINX)
  • グローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF(GNOM)
  • バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF(VT)
  • バンガード・S&P500ETF(VOO)
  • バンガード・トータル・ストック・マーケット ETF(VTI)
  • i シェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)
  • SPDR トラストシリーズ 1(SPY)
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
  • ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド(DHS)
  • ウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド(DLN)
  • ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド(DGRW)

特に赤字のETFは資産形成として積み立てていく上で特にオススメできます。

どれも全世界または米国の優良企業に高度に分散された商品です。

1つの商品を購入するだけで勝手に分散しリスクを軽減してくれる、

投資初心者でも購入しやすい商品ではないでしょうか。

1回あたりの購入額を大きくする

まず、米国ETFの購入において「手数料」はどれくらいかご存知でしょうか?

ここでは大手3社の

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

で比較してみます。

手数料 最高手数料 最低手数料 備考
SBI証券 約定代金の0.495%(税込) 22ドル(税込) 0ドル 最低手数料0米ドルが適用される取引は約定代金が2.02米ドル以下
楽天証券 約定代金の0.495%(税込) 22ドル(税込) 0ドル 最低手数料が無料になる取引は約定代金が2.22米ドル以下
マネックス証券 約定代金の0.495%(税込) 22ドル(税込) 0ドル

こう見ると大手3社の米国株の売買手数料は横並びですね。

1つ注意して欲しいのは、どの証券会社も「売買最低手数料0米ドル」

とデカデカと書かれていますが、上の表のように最低手数料の部分だけですよ。

それなりの額で取引すれば当然無料にはなりません。

ありさ
じゃあ、超少ない金額で購入すれば手数料無料でいけるってことですね!
シュン
確かにそうとも言えるけど、それでは資産形成は進まないよね。笑

 

ここで「最高手数料22ドル」に注目しましょう!

  • 大手3社の米国ETF購入手数料は0.495%
  • 最高手数料は22ドル
  • つまり手数料は22ドルで頭打ちになる購入金額がある

その購入金額とは

22÷0.495×100=約4444

となります。

 

つまり、1回の購入額を4444ドル以上に設定すれば

手数料負けはしないと言うことになりますね。

ありさ
ちょっと!日本円でだいたい50万円近いですよね!?1回にそんな買うお金持ってません!
シュン
確かに高額だよね。毎月積立の額となるとキツイ。その場合は諦めずに他の方法を試してみよう!

 

米国ETFの購入回数を少なくして手数料負けを防ぐ

これは当然のことですが、購入手数料は取引の回数に応じて増えますので、

「購入回数を少なくすればいい」という結論です。

つまり、今まで毎月購入していたのを2ヶ月おき、3ヶ月おきなど

購入の間隔をあけると言うものです。

こうすれば当然のように購入回数が減りますから手数料も削減できます。

ありさ
いやいや、そんなことしたらドルコスト平均法が取れないじゃないですか。
シュン
実はそうでもないんだ。興味深い研究があるよ。

※ドルコスト平均法とは

長期投資において一定間隔(例:毎月)で商品を購入することで株価の変動値の平均を取る手法。

これにより購入のタイミングをはかる必要がなく、高値で一括投資してしまうなどの失敗を軽減することができる。

ドルコスト平均法を行うにあたって大抵は毎月積立を選択している方が多いと思います。

しかし、これを「2ヶ月おき、3ヶ月おき・・6ヶ月おきに20年間にわたって積立した場合、毎月積立と最終的な投資結果に差が見られない」と言う研究があるのです。

さらには6ヶ月おきに投資する場合と毎日投資する場合にも差が見られていないことが分かっています。

参考:NIKKEI STYLE

こんなに投資間隔に差があるのに投資成績は変わらないのは驚きですね。

しかし、これには条件があります。

長期に渡って投資するということです。

この研究では20年間です。

短期間では株価変動が大きい場合、投資するタイミングによって成績に差が出てしまうと言うことですね。

 

投資間隔をあければ

  • 購入回数が減って手数料削減になる
  • 1回あたりの購入金額を増やせるため手数料上限値で購入できる

などの好影響が出るかもしれません。

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他の証券口座からの特定口座移管を使って手数料を削減する

これは意外に知らない人が多いかもしれません。

解説していきましょう。

 

証券会社によって独自のサービスがあることはご存知でしょう。

その中でも特徴的なのがDMM証券です。

DMM証券は米国株の売買手数料が無料となっています。

ありさ
え!じゃあDMM証券口座を開いて取引すれば良いってことですか?
シュン
いや、実は売買手数料無料のカラクリがあるんだ。

 

実はDMM証券は配当金の受け取りで「円」に強制決済されて支払われます。

私たちは円を使いますから問題ないように感じますが、ここには思わぬ落とし穴があります。

 

その円への強制決済の際に為替手数料を取られるんですね。

しかもその手数料は1ドルあたり1円かかります。

1ドル=100円と仮定すると1%手数料を取られているようなもんです。

 

手数料としてはなかなか高額な部類に入ります。

購買手数料無料の裏にはこういったカラクリがあるんですね。

 

しかし!

この落とし穴には抜け道が!笑

 

そこで登場するのが「特定口座移管」です。

※特定口座移管とは

A社(ここではDMM証券)の特定口座で購入した株式をB社(SBI証券などの他社)の特定口座へ移すこと

つまり、

  • DMM証券で売買手数料無料で株式を購入する
  • 配当金を受け取る前にSBI証券などの他社へ特定口座移管する
  • 移動先の証券会社で配当金を受け取る

こうすることで売買手数料はかからず、配当金も円へ強制決済されずに受け取ることが可能です。

 

ただし、

特定口座移管をするには書類を作る必要がありやや面倒なところがデメリットでしょう。

 

少しの手間を惜しむことなく手数料にこだわりたい方には向いている手法です。

 

NISA口座を利用して米国ETFの買付手数料を無料にする

NISA口座で株式を購入すると売却益や配当益が非課税になることは有名ですね。

通常は利益に対して約20%の税金が課せられますから大きなメリットですね。

 

しかし、NISA口座のメリットはこれだけではありません。

なんと米国ETFの買付手数料も無料(もしくはキャッシュバック)になる証券会社があります。

 

細かいところは証券会社によって異なりますが、大手3社はこうなっています。

SBI証券 楽天証券 マネックス証券
NISA口座買付手数料 無料 キャッシュバック キャッシュバック

※米国ETFの場合です。米国個別株に関しては無料にならない証券会社もあるので注意!(例:楽天証券)

NISA口座の枠に空きがあれば利用しない手はありませんね。

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【番外編】為替手数料を安くして総合コストを削減する

この手法はここまで書いた内容と少し違いますが参考までに。

 

米国ETFを買付する際には売買手数料の他にもコストがかかります。

それが為替手数料ですね。

つまり、買付けの際の「総合コスト=売買手数料+為替手数料」です。

 

米国ETFを購入するには円をドルへ変換する必要があります。

その際にかかる為替手数料を安くすることで総合コストを抑えるということです。

大手3社の為替手数料を比較してみましょう。

SBI証券 楽天証券 マネックス証券
為替手数料(片道) 25銭 25銭 25銭

どれも横並びですね。

 

しかし、ある方法を取ると為替手数料を抑えることができます。

その方法で私のオススメは住信SBI銀行を経由することです。

  • 住信SBI銀行で円→ドル取引をすれば為替手数料が片道4銭
  • SBI証券口座へ即時入金できる

といったメリットがあります。

 

片道4銭は他社と比較してもかなり安いです。

 

ちなみに為替手数料は「片道」でかかる手数料です。

円→ドルへの取引を1回行う場合のことですね。

さらに、ドル→円に戻すと「往復」の手数料がかかります。

 

つまり、

  • 円→ドル→円と取引した場合
  • 往復の8銭(住信SBI銀行の場合)手数料がかかる

と思ってください。

 

「往復」8銭と50銭ではインパクトが違いますね。

この辺の間隔は忘れないようにしておきたいところです。

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まとめ

手数料負けをしないための方法5つをまとめました。

  1. 手数料無料の商品を購入する→VT、VTIなど
  2. 1回あたりの購入額を大きくする→最大手数料は22ドル
  3. 購入回数を少なくする→購入期間を空けても成績の影響は少ない
  4. 他の証券口座からの特定口座移管を使う→DMM証券は売買手数料が無料
  5. 一般NISAでの購入で手数料を無料にする(もしくはキャッシュバック)

【番外編】為替手数料を安くする→住信SBI銀行なら片道4銭

投資をするには手数料は必ずついて回ります。

単回では小さな額でも長期投資では成績に影響を及ぼします。

手数料にもこだわって資産形成していきましょう!

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